診療案内｜清荒神の歯医者・歯科｜あいデンタルクリニック

人間の歯は一度削ってしまうと再生しません。そのため、なるべく削らないことは非常に重要です。しかし虫歯を残せばすぐに再発して、また削る必要が出てきます。それらを繰り返してしまうと、結果的に抜歯や神経の除去ということも考えなければならなくなってきます。

神経を抜いた歯は脆くなり、平均としては20年程度持つかどうか、と言われています。つまり40歳台で神経を取った場合、その歯は日本人の平均寿命まで持たないことが予想されます。

そのような事態を避けるため、当院は虫歯はしっかり除去しつつ、侵食されていない部分はできるだけ残すという治療を行っています。

悪くなった部分は、お金と時間をかければ治療を行うことはできます。しかしセルフケアをしっかり行わなければ、またすぐ悪くなって治療する…という悪いループの繰り返しです。しかも歯は再生しないため、そのループはずっと続くわけではなく、いずれは歯を失うという結末につながってしまいます。

この悪いループを断ち切るには、正しい磨き方を身に着けることが何よりも大切です。そのためにもぜひ当院にお越しください。私たちと一緒に、大切な歯を守りましょう。

当院ではその考えに基づいて、歯周病治療の前に口腔内の清掃を行います。歯の治療は基本的には外科治療であり、外科の医師がメスを使う前にその部分を消毒せずに執刀することがないのと同じです。

ブラッシングの指導に当たっては、患者さまのお口の中の状態や磨き方のクセを見させていただいた後で、改善に役立つと思われる歯ブラシや、フロス、歯間ブラシなどを提案しています。患者さまによっては「道具が増えると手間も増えて面倒」とお考えになるかもしれません。しかし、ツールを増やすのは、「できるだけ手間をかけずに、口腔内をきれいにするという目的にたどり着く」ための方法のひとつとお考えください。

歯科の機械は大きな音がするものが多く、慣れないお子さまはびっくりしてしまいます。例えば、水を吸うバキュームは痛みを感じるものではありません。しかし、大きな音がする器具を口に入れられることが恐怖につながります。そこで当院は、バキュームでコップの水を吸い取る動きを先に見せるようにしています。そうすることでお子さまはバキュームに興味を持つようになるため、水を吸い取る様子を何度も要求する子も少なくありません。

つまり、その器具の仕様をわかっていれば、むしろ面白いと思ってもらえるのです。他の機器に関しても、特に男の子の場合は「メカ1号」「メカ2号」などと戦隊もののように名づけ、親しんでもらう工夫をしています。

一方、麻酔の針だけは先に見せると恐怖が先行します。そのため、「チクっとするよ」と予告はしますが、針はぎりぎりまで見せず、スタッフと連携して素早く麻酔を行うなどの配慮もしています。

当院では「患者さまにストレスが少ないように」という配慮から、ホームホワイトニングでも一回目は院内で行っていただきます。また、始める前に清掃やチェックを行い、薬液で白さを得られる歯質であるか、歯周病や知覚過敏で激しく沁みたりする体質でないかなども確認します。沁みたり痛んだりするようであれば、無理に治療を進めず、クリーニングなどにとどめるような提案もいたします。

なお、残念ながら詰め物や被せ物、レジン修復部分はホワイトニングでは白くなりません。そのため、そういった修復物に関して白さを求められる場合は、付け替えをご提案しています。

矯正治療は、場合によっては見た目の改善だけを優先する考えに陥ってしまうケースもあります。しかし本来歯科医院で行う治療は、口腔内の健康を守ることをベースにしていなければならないと当院は考えています。

そのため、矯正を行う場合もそれだけというのではなく、患者さまそれぞれのお口の中の状況を拝見して、歯の健康を維持していくことに必要と思われる治療も並行して行っていきます。

また、虫歯や歯周病のリスク低減という意味での部分矯正や、ななめを向いてしまった奥歯の部分矯正にも対応します。