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患者さまのQOLを上げるために、お一人おひとりとしっかり向き合って治療します
歯科医療は日々進化を続けており、歯の治療効率も昔に比べると大きく上がりました。しかし、それらを患者さまの幸福度に結びつけるには、歯科医師としての知識、技術の勉強はもちろん、患者さまへの思いやりも必要だと思っています。私はお一人おひとりに寄り添い、しっかりと生活の質(Quality of life)を向上できる歯科治療を行っていきたいと考えています。
できるだけ多くの治療の選択肢の提供を心がけて学んできました
私は歯科医師という仕事を続けていく中で、その時向き合った患者さまの症状、社会的に主流になると思われる治療など、様々な治療方法を身につけてきました。
院長となった今、「町の歯医者さん」として特定の専門性に固執するより、広い対応力を持つことが求められていると実感しています。今後も患者さまにできるだけ多くの選択肢を提供していける歯科医師でありたいと思っています。
治療中に寝てしまう方が多く、ある意味嬉しさがこみ上げます
当院ではなるべく苦しさや嫌なことを排除して、患者さまにリラックスしていただきたい、という思いで診療を行っています。治療もできるだけ痛みが伴わないよう配慮していますし、診療用のチェアも、極力座り心地の良いものを選定しました。
治療中に寝てしまうというのは、そのような配慮の結果であるとして、ある意味嬉しく思っています。治療が終わってうがいをしていただくために起こした際に「よく寝ました」と穏やかに言っていただけると、自分たちが取り組んでいることながら「ここは本当に歯科医院?」と笑みがこぼれたりもします。
女性による柔らかい印象、細やかな配慮を大切にしています
「女性だから」という性別による特性を限定しすぎることは好みませんが、一般的にという意味で言えば、子どもに怖がられにくいことや、細かい要求への対応、患者さまが求める穏やかな対応などは女性にこそ求められる側面です。そして小さなお子さまやご年配の方にも変わらずケアを行う歯科医院という場所には、皆さまが思う「女性による接遇」は確かに大切なものだと考えています。
周辺病院との連携はとても頼もしく、地域貢献にもつながっています
当院に隣接した区域には、耳鼻咽喉科や皮膚科などの病院が複数あります。その中で相互に連携を取り、どのように地域に貢献していけるかといった相談を行っています。
例えば、顔面にけがを負った女性に遭遇した時、専門ではありませんが、外観の影響を考慮すれば先に皮膚科の診療を受けるべきではないかと判断したことがあります。その方を隣接した皮膚科に紹介し、結果的にそれほど傷跡が残らずに済んだと感謝の言葉をいただいた時は、歯科医師としてのみではなく、医療人としてお役にたてる素晴らしさを実感させていただきました。
歯科が怖くて来られなかった方にご通院いただけることもあります
誰もが通いやすい歯科医院を目指していることもあり、当院には歯科医院が怖くて長い間通院できなかった、という方も通院されています。
そのようなケースの場合、それまでかなり我慢されていたことが伺える状態であることが多々あります。ご年配の方も多く、以前には痛みを伴う治療が当たり前で、患者さまに我慢を強いる時代がもたらした不幸なケースだと思います。
歯科医院が怖いところと思っていた方々から、「ここなら通える」というお声をいただく時、自分たちの方針を強く誇りに思います。